インドネシア

【体験記】JAVA PREANGER(ジャワ・プレアンガー) ― 酸味×苦味のバランスが気持ちいい“毎日の一杯”

ジャワコーヒーとは?特徴と産地の基本情報

今回の豆は INDIBRO Premium Coffee – JAVA PREANGER
パッケージ表記は Citrus / Guava / Chocolate / Caramel、焙煎はMedium Roast、内容量は225g

袋を開けると、明るいシトラス系の気配にやさしいロースト香が重なって、飲む前から「バランス良さそうだな」という印象でした。

(基本情報のメモ:Preanger(プレアンガー)=西ジャワの旧称“Priangan”由来。ジャワ島は東西でキャラクターが分かれますが、プレアンガーはクセが少なく飲みやすい系として知られています。詳しくは既存記事「ジャワコーヒー完全ガイド」にて。)

採点(5点満点)実際に飲んでみた味わいレビュー

  • 香り:★★★★(4.0)
  • 酸味:★★★★(3.9)
  • 苦味:★★★+(3.5)
  • コク:★★★+(3.5)
  • 余韻:★★★★(4.0)

インドネシアの中心の島だけあって、酸味も苦みも合わさった

そんな一杯です。

ブラックとカフェオレで飲み比べてわかった違い

ブラックコーヒー(ドリップ)

ひと口目で感じたのは、酸味と苦味がどちらもきちんといる心地よさ。鋭い酸っぱさではなく、シトラス〜グアバ方向のやわらかい酸。そこに中煎りらしいほどよい苦味が寄り添い、味が口いっぱいにふわっと広がるタイプです。

甘さは強くないけれど、クセがなくてスッと飲める

後味は軽やかで、毎日の“いつもの一杯”として使いやすいバランスでした。朝でも夜でも、タイミングを選ばないのが嬉しいところ。

カフェラテ(カフェオレ)

ミルクを加えると、この豆の「癖のなさ」がいい方向に働きます

牛乳の甘みと軽さにコーヒーのコクがうまく寄り添い、お互いの素材を殺さないちょうどいいバランス。重たくならず、朝食と合わせてもスイスイ飲めます。

ミルク多めでも薄く感じにくいので、“やさしいラテ派” にもおすすめ。甘味料を入れなくても満足度が出せるタイプです。

バランスのいい一杯

プレアンガーは酸・苦・コクの「三すくみ」が崩れないのが魅力

どれかが飛び抜けず、飲み口はやさしいのに奥でしっかり支えるコクがいて、気づくとカップが空になっているタイプです。

「甘さは控えめ」「クセがない」「口に広がる感じが心地よい」ーこの3点が今回のハイライト。
コーヒー初心者にも勧めやすく、家でどんなタイミングでも楽しめる“常備豆としてちょうどいいと思いました。

まとめ ちょうどいいがここに

要点: 酸味×苦味のバランス/コクは中庸/クセがなく毎日向き。ブラックは広がりのある味、ラテは軽さがミルクにマッチ。

  • ブラック:シトラス系の明るさ+ほどよい苦味。後味はすっきり
  • カフェラテ:ミルクと調和。重くならず朝食にも◎
  • おすすめ:初心者〜毎日飲みたい人、常備豆に

派手さよりも“ちょうどいい”おいしさ。気分や時間を選ばない、家コーヒーの頼れる一本でした。