インドネシア

ジャカルタ観光行かないの?天気年間データを合わせた観光名所紹介

バリ島やリゾート地に向かう途中、トランジットジャカルタに立ち寄る人は少なくありません。ですが、ただ乗り換えをして通り過ぎてしまうのは実にもったいない話。なぜならジャカルタは、東南アジア最大級のメガシティであり、歴史・文化・グルメが凝縮された街だからです。

一年を通して熱帯気候に包まれるジャカルタは、平均気温がおおよそ 26〜31℃。雨季と乾季があり、天候を知っておくと観光の楽しみ方もぐっと広がります。街歩きや旧市街コタ地区の歴史探訪、ショッピングモールでの買い物、そして活気あふれる屋台グルメ体験など、どれも「ちょっと寄るだけ」ではもったいないほど。

この記事では、ジャカルタの年間の天気データとともに、訪れる価値のある観光名所を紹介していきます。

ジャカルタってどんな場所?

ジャカルタって聞くと「首都だけど寄り道する場所じゃない」って思う人も多いんですよね。でも実際は、インドネシアの経済・文化・歴史のど真ん中にある東南アジア最大級の都市なんです。

人が多くて渋滞も有名だけど、その分エネルギーに満ちていて、街歩きをすると近代的な高層ビルと、オランダ統治時代の古い建物が並んでいる。そこに屋台の香りや雑多な市場のにぎわいが混ざって、「ああ、これぞジャカルタ!」っていう独特の空気を感じられるんですよ。

観光っていうと、バリやリゾートに目が行きがちだけど、ジャカルタにちょっと立ち寄るだけで、インドネシアの“今”を一気に味わえるんです。

ジャカルタの天気について

気温と降水量

ジャカルタを旅するなら、まず気になるのが「天気はどうなんだろう?」ってことですよね。赤道に近いジャカルタは、1年を通して常夏。寒さで震えることはありませんが、季節ごとの雨や湿度の変化が旅の快適さを大きく左右します。

乾季にはカラッと晴れた空の下で街歩きが楽しめる一方、雨季にはスコールや雷雨で予定が変わることも。でも、そのおかげで緑が生き生きとして、街に活気があふれるんです。つまり「天気を知る=ジャカルタをうまく楽しむコツ」なんですね。

さてジャカルタの天候はざっくり以下見たないな感じです。

赤が平均最高気温青が平均最低気温です。

みておもいませんでしたか?そうなんです、対して変わらないんです。(笑)私もジャカルタに住んで1年以上たちましたが気温は本当にそんな変わらない気がします。(特に日本人感覚だと四季があるからかも・・)

しかし、、大事なのは気温じゃないんです。そう降水量!!下のグラフを見て下さい。年末年始に近づくにつれ降水量が増えているんですね。

降水量が多い時はジャカルタいけないの?

ジャカルタって雨が多い時期、観光はできないのかな?」なんて不安に思う人もいますよね。結論から言うと、そんなことはありません

なぜなら、ジャカルタの雨は日本の梅雨のように一日じとじと降り続けるわけではなく、ゲリラ豪雨のように短時間ドカッと降って、しばらくすればケロッと晴れることが多いんです。だから少し待てば観光を続けられます。

それに、ジャカルタには屋内の観光スポットや巨大ショッピングモール、美術館、カフェ、レストランが豊富にあります。グルメ都市としても知られていて、ナシゴレンやサテなど本場の味を堪能するだけでも十分に楽しめますよ。

さらに移動手段は基本的にタクシーや配車アプリ(GrabやGojek)を使うのが一般的。雨に濡れずに目的地へ直行できるので、天気を気にしすぎる必要はありません。つまり、降水量が多いシーズンでも「雨=観光できない」わけではなく、むしろジャカルタの室内文化やグルメを楽しむ絶好のチャンスなんです。

ということでジャカルタの観光情報を紹介していきますね!!

駐在者が選ぶイチオシ観光スポット

モナス

ジャカルタ観光といえば、まず外せないのがモナス(Monumen Nasional)。高さ132メートルの大きな塔で、インドネシア独立のシンボルとして建てられました。ジャカルタの中心、メルデカ広場にそびえ立ち、その存在感はまさに首都のランドマーク。

塔の先端には金箔で覆われた炎のモニュメントが輝き、独立への情熱を表しています。塔の内部には独立戦争の資料や展示があり、歴史に触れながらインドネシアの歩みを知ることができます。

さらにおすすめなのが、展望台。エレベーターで上がるとジャカルタ市街が一望でき、晴れた日には遠くの高層ビル群や港まで見渡せます。昼間はもちろん、夕暮れや夜景も美しいんです。

  • 開館時間:朝〜夕方(※月曜休館が多い)
  • アクセス:市内中心部からタクシーで約15分前後
  • 所要時間:1〜2時間程度(展示見学+展望台)
  • おすすめ:午前中や夕方など、比較的人の少ない時間帯

モナスは「ただ見るだけ」でなく、歴史+景色+シンボル性の三拍子がそろった観光スポット。ジャカルタに立ち寄るなら、必ず訪れておきたい場所です。

モナス地図

Grond Indonesia Mall

ジャカルタでショッピングや食事を楽しむなら、まず訪れたいのがグランドインドネシア。市内中心部、ホテル・インドネシア・ラウンドアバウト(通称:ブンデランHI)のすぐそばにある巨大ショッピングモールです。

その規模はまさに圧巻で、世界的ブランドから地元の人気ショップ、最新のファッションや雑貨まで何でもそろっています。館内は「East Mall」と「West Mall」の2つに分かれていて、一日かけても回りきれないほどの広さです。

食事も大充実で、インドネシア料理のフードコートから、各国料理のレストラン、カフェまで選び放題。買い物に疲れたら、映画館やラウンジでひと休みできるのも嬉しいポイントです。

  • 場所:中心部のブンデランHIから徒歩すぐ
  • 見どころ:世界ブランド、地元ショップ、映画館、カフェ、フードコート
  • おすすめ:雨の日や暑い日にも快適に過ごせる屋内観光スポット
  • 所要時間:半日〜1日楽しめる規模

Our Lady of the Assumption Cathedral Jakarta

ジャカルタで荘厳な雰囲気を味わいたいなら、ぜひ訪れてほしいのがジャカルタ大聖堂(正式名称:Our Lady of the Assumption Cathedral)です。1901年に完成したカトリック教会で、ネオゴシック様式の美しい建築が特徴。白い外壁にそびえる尖塔は市内でもひときわ目を引きます。

内部に足を踏み入れると、ステンドグラスから差し込む光が幻想的で、静寂と祈りの空気に包まれます。観光地として人気がありますが、今も現役の礼拝堂として多くの信者に利用されている場所。宗教的な礼儀を守りながら見学するのが大切です。

大聖堂はジャカルタの象徴的建物であるモナス(独立記念塔)やイスティクラル・モスクのすぐ近くにあり、異なる宗教建築が隣り合う姿はインドネシアの多様性を象徴しています。

  • 場所:ジャカルタ中心部(モナス北側、イスティクラル・モスク向かい)
  • 建築様式:ネオゴシック様式(1901年完成)
  • 見どころ:尖塔、ステンドグラス、歴史的な彫刻や祭壇
  • 所要時間:30分〜1時間程度
  • 注意点:礼拝の時間帯を避け、静かに見学するのがおすすめ

イスティクラル大モスク

ジャカルタのシンボルのひとつが、イスティクラル大モスクです。東南アジア最大規模を誇るイスラム教の礼拝堂で、20万人以上を収容できる広大な建物。名前の「Istiqlal」は「独立」を意味し、インドネシアの独立を記念して建設されました。

モスクの外観は巨大な白い大理石の壁と丸いドーム、そしてそびえるミナレット(尖塔)が特徴的。内部に入ると、開放的で荘厳な空間が広がり、イスラム建築ならではの美しさを間近で体感できます。

観光客にも開かれていて、ガイドツアーを通してイスラム文化や建築の背景を学べるのも魅力です。訪れる際は、ドレスコード(長ズボンや長袖、女性はスカーフ)を守る必要がありますが、入口で貸し出しをしてくれるので安心。

さらに、このモスクはすぐ向かいにあるジャカルタ大聖堂(Our Lady of the Assumption Cathedral)と並んで建っており、異なる宗教施設が共存している姿は、インドネシアの多様性と寛容さを象徴しています。

  • 場所:モナス(独立記念塔)北側、ジャカルタ大聖堂の向かい
  • 収容人数:20万人以上(東南アジア最大級)
  • 見どころ:大ドーム、ミナレット、広大な祈祷ホール
  • 所要時間:45分〜1時間程度(ガイド付き見学がおすすめ)
  • 注意点:服装規定あり。入口でレンタル可能

Habitat Park

ジャカルタの高層ビル群の中に、まるでオアシスのように広がっているのがHabitat Park(ハビタット・パーク)です。大都会の真ん中にいながら、緑や水辺、そして動物たちとふれあえるのがこの公園のユニークなところ。

園内には小さな動物が飼育されていて、子どもたちは自然と生き物に親しめます。一方で、大人にはのんびりと散策できる緑道や、周囲の近代的なビル群を眺めながら休憩できるカフェスペースもあり、家族で訪れてもそれぞれが楽しめるスポットになっています。

都会的な観光やショッピングの合間に立ち寄ると、非日常のリフレッシュを感じられるのも魅力です。

  • 立地:ジャカルタ中心部のビル群の中
  • 特徴:動物とふれあえるエリア、自然散策、子ども用アクティビティ
  • 大人向け:カフェや休憩スペースでリラックス、都会的な景観とのコントラスト
  • 子ども向け:小動物や遊具で遊べるエリアがあり、ファミリー層に人気
  • 所要時間:1〜2時間程度

ジャカルタの「都市の顔」と「自然の癒し」を一度に体験できるのがHabitat Parkの魅力。子ども連れの家族旅行でも、大人の観光プランの合間でも、気軽に立ち寄れる穴場スポットです。

さいごに

ジャカルタは「ただのトランジット都市」と思われがちですが、実際に訪れてみると、その印象はガラッと変わります。歴史を語るモナスや荘厳な大聖堂とモスク、世界最大級のショッピングモールやグルメ体験、さらには都会の真ん中で自然や動物とふれあえる公園まで、東南アジア最大都市ならではの多彩な魅力が詰まっています。

確かに雨季にはスコールもありますが、それすらもこの街のリズムのひとつ。少し待てばまた活気あふれる街歩きが楽しめるし、屋内スポットが充実しているので天気に左右される心配も少ないんです。

ジャカルタは「立ち寄るだけではもったいない」街。ぜひ次の旅では、気候の特徴を踏まえながら、自分なりの過ごし方でこのダイナミックな都市を楽しんでみてください。