今回はインドネシアのスーパーや空港でよく見かける JJ ROYAL Coffee「TORAJA ARABICA」 を実際に購入し、飲んでみました。
パッケージは↓です！今回は日系のスーパーマーケットのパパイヤで購入してみました。ジャカルタのスーパーマーケットでよく見かけるので現地の人も飲んでるんだと思います。
お土産で買って帰りたいけど、おいしいの？？
と気になる人向けに、実際に細挽きフレンチプレスで淹れたリアルな感想をまとめています。
トラジャコーヒーとは？特徴と産地
トラジャはインドネシア・スラウェシ島の山岳地帯で育つアラビカ種。一般的には 濃厚なコク・力強い苦味・深みのある香り が特徴と言われています。
別途トラジャコーヒーの説明については以下のリンクを参照ください。
今回の JJ ROYAL「Toraja Arabica」は、現地で手軽に買えるブランドの中でも人気の1つで、“Bold with hints of Caramel” と書かれている通り、袋を開けると甘い匂いがふわっと広がりました。
実際に飲んでみた（細挽き × フレンチプレス）
今回は細挽きでフレンチプレス抽出。かなり濃く出る条件でしたが、予想より重さは少なく、スッと飲めるバランス型の深煎りでした。
苦味は確かに強いものの、ずっしり残るタイプではなく、「強くてキレの良いビター感」という印象。後味でほんの少し酸味が顔を出し、軽さと飲みやすさを作っています。
コーヒーオイルが少なめなので、深煎りにしてはクリーンで、後味が口に残らないタイプです。一般的なトラジャコーヒーはかなり苦みが強いので、家庭用でより親しみやすいよう調整されているのかなと思いました。
採点（5点満点）実際に飲んでみた味わいレビュー
総合：3.7 / 5
- 香り：★★★（3.2）
- 酸味：★★★（3.0）
- 苦味：★★★★★（4.3）
- コク：★★★★（4.0）
- 余韻：★★★（3.7）
全体としては、飲みやすいと感じたものの（お土産にはグッド）トラジャコーヒー独特の苦さが調整されているので、この点数にしました。
本当のコーヒー好きに渡すのだとしたら控えたほうがいいかも？？ただし、一般の方であればインドネシアコーヒーの１つとして楽しんでいただけると思うので、問題なしです！
味の印象まとめ
JJ ROYAL のトラジャは、深煎りらしい力強さがありつつも、全体のバランスが軽やかで飲みやすい印象でした。
最初に感じる香りは控えめながら、キャラメルやビターチョコのようなやわらかい甘香ばしさがあり、クセのない落ち着いた雰囲気です。苦味はしっかりと感じられるものの、重たさは少なく、キレのあるビター感が中心で、口当たりはスッと軽快。酸味はわずかにあり、苦味の強さをうまく整えてくれる役割になっています。
細挽きのフレンチプレスで淹れても重くならないため、コクは程よく、毎日飲める安定感のあるタイプ。そういった意味ではドリップで飲まれる場合は、細挽きのほうがおすすめです。エスプレッソ問う場合は中挽きくらいから調整するのがベストかと思います。
深煎りの個性を楽しみながらも後味が軽く、朝の一杯にも、食後のリセットにも使いやすい“ライトめのトラジャ”という位置づけです。
まとめ：軽さと苦味のバランスが良い“普段使いのトラジャ”
強めの苦味はしっかり感じられるのに、後味は軽く、油分も少なめで飲みやすい。トラジャの重厚な個性よりも、“毎日飲める深煎りの安定感”を求める人にぴったりの一杯でした。お土産としても手頃で、インドネシアらしさも感じられる、ちょうどいいトラジャコーヒーだと思います。
