インドネシアコーヒーにまつわるうんちく

インドネシアのコーヒーは世界何位?生産量は第4位級|出荷量・輸出額を最新統計で解説

インドネシアのコーヒー生産量は世界何位なのか?
結論から言うと、インドネシアは世界第4位級のコーヒー生産国(データによって変動有)です。年によって4位または5位に位置し、年間約1,000万〜1,200万袋(60kg換算)を世界市場へ出荷しています。トラジャやマンデリンといった銘柄の印象が強い国ですが、実は“出荷量”という数字で見ても明確なコーヒー大国です。この記事では、最新の国際統計(USDA・FAO・ICO・BPS)をもとに、インドネシアのコーヒー生産量、輸出額、世界順位をわかりやすく解説します。


インドネシアのコーヒー生産量は世界何位?

世界のコーヒー生産量は年間およそ1億7,000万〜1億8,000万袋(60kg換算)と言われています。。その中でインドネシアは第4位〜第5位圏に位置しています。まずは全世界のコーヒー出荷量ランキングからインドネシアの立ち位置を確認してみましょう。

世界主要コーヒー生産国ランキング

現在、世界のコーヒー出荷ランキングは以下のようになっています。

※出典:USDA Foreign Agricultural Service, Production Supply & Distribution Database

世界のコーヒー生産量ランキングを見ると、上位ははっきりしています。

1位のブラジルは約6,000万袋超と圧倒的な規模で、世界最大のコーヒー生産国です。

2位のベトナムはロブスタ中心に約2,500万〜3,000万袋を安定供給

3位のコロンビアは約1,400万袋前後で高品質アラビカの代表国です。

そしてインドネシアのコーヒー生産量は約1,000万〜1,200万袋で世界4位〜5位圏。「インドネシア コーヒー 世界何位?」という疑問に対して、トップクラスの出荷国であることが数字から明確にわかります。

インドネシアのコーヒー出荷量はどれくらい?

USDAのIndonesia Coffee Annual Reportによると、インドネシアの生産量は直近年度で約1,100万袋規模(1袋60kg)と報告されています。

2024~2025年度の結果では、インドネシアはエチオピアと僅差で5位となっています。順位が年によって前後するのは、年度区分や天候要因による生産量変動があるためです。

※出典:USDA Foreign Agricultural Service, Production Supply & Distribution Database

コーヒーは農作物なので、

・雨季の長期化
・乾季不足
・開花タイミングのズレ

などの影響を強く受けます。FAOにレポートにおいても、気候条件が生産量に大きく影響することを報告しています。それでもインドネシアは、長期的に見れば1,000万袋超を維持する供給国です。これは世界市場にとって欠かせない規模です。


ロブスタが支える数量の強さ

さて、このインドネシアのコーヒー生産量を支えている要因は何でしょうか。

大きなポイントは、生産の約7〜8割を占めるロブスタ種の存在です。ロブスタは高温多湿の気候に強く、病害にも比較的耐性があり、収量が出やすいという特徴があります。赤道直下のインドネシアの環境と相性がよく、安定した生産基盤を築いてきました。

さらに、ロブスタはインスタントコーヒーやエスプレッソブレンド向けの需要が世界的に大きい品種です。近年ロブスタ需要が拡大するなかで、インドネシアはその主要供給国の一角として、世界市場を支える重要な役割を担っています。

※世界の主要コーヒー産出国におけるアラビカ種とロブスタ種の出荷比率(当ブログ調べ)

上記が、世界の主要コーヒー産出国におけるアラビカ種とロブスタ種の出荷比率です。ベトナムとインドネシアにおいては、ロブスタ種の出荷比率が多いことがわかります。


インドネシアのコーヒー輸出額は?

生産量だけでなく、輸出額も重要です。

インドネシアのコーヒー輸出額は、近年年間15億〜20億米ドル規模(Indonesia Statistics Agency参照)になる年もあります。

輸出額は、

出荷量 × 国際価格

で決まります。

よって、その年の出荷量と国際価格が最終的な輸出額に影響してくるのです。特にインドネシアに関しては、ロブスタ価格が上昇した局面では、数量が減少しても輸出額が伸びることがあります。

インドネシアは、アラビカ種が3割ロブスタ種が7割程度を占めているため、ロブスタ種で安定した出荷をしながら、アラビカ種で品質ブランド化を推し進めているのです。

ブラジルはコーヒー産出国のリーダー的存在ですが、その他の国に関しては、ロブスタ種又はアラビカ種一種類の生産に集中しています。よって、インドネシアのように2種類のコーヒー豆を同時に生産している国というのはかなり珍しいです。

このような他国と比較した「アラビカ種ロブスタ種両方を栽培しているからこその可能性」がインドネシアのブランド力なのです。


なぜ今後も注目されるのか?

インドネシアが今後も注目される理由は、以下の3点です。

ロブスタ需要の拡大です。インスタントやエスプレッソ系の需要が世界的に強まるほど、ロブスタ主力国の価値は上がります。インドネシアは生産量の土台をロブスタが支えているので、この流れと相性がいいんですね。

天候が落ち着けば生産が回復しやすい点も大きいです。コーヒーは雨季・乾季のズレで収量が動きますが、条件が整えば反発的に増産に転じることもあります。供給が戻れば、輸出量や輸出額の面でも存在感が増します。

③日本目線だと、地理的に近いのは素直に強みです。輸送距離が短い分、品質保持や物流の安定にメリットがあり、産地訪問や取材もしやすい。こうした条件を合わせて考えると、インドネシアは今後も重要な供給国であり続ける可能性が高いです。


まとめ

インドネシアのコーヒー生産量は、世界第4位級
年間約1,000万袋以上を出荷し、輸出額は15億ドル規模。

ロブスタ市場では重要な存在であり、
数量・経済規模の両面で明確なコーヒー大国です。

「インドネシア コーヒー 世界何位?」という問いの答えは、

👉 世界トップクラス、4位級の生産国

数字で見ても、その実力は本物です。