インドネシア

【体験記】バリ・キンタマーニコーヒーを実際に飲んでみた

バリの高原から届いた爽やかな一杯

今回飲んでみたのは、インドネシア・バリ島の山間部で栽培されるキンタマーニコーヒー
「INDIBRO Premium Coffee」の中煎りタイプで、パッケージには「Citrus/Dark Chocolate/Caramel」と書かれています。
開封した瞬間から、軽やかな酸味と甘い香ばしさがふわっと立ち上がり、

朝の光とともに淹れたこのコーヒーは、まさに「目覚めの一杯」にぴったり。
強めの酸味がシャキッとした印象を与えつつ、全体としてはすっきりと軽やか。南国の空気を感じるような、爽快で明るい風味でした。

購入したのはインドネシア、ジャカルタです。

値段は現地で130,000RPA程度、日本円でおおよそ1000円程度でした。

香りと第一印象

袋を開けた瞬間、甘い香りが鼻の中にスーっと抜けてくるのが分かりました。ほんのりチョコの甘苦い香りが広がります。
焙煎は中煎りなので焦げ感は少なく、豆そのものの香りを素直に楽しめます。
お湯を注いだ直後、蒸らしの香りが一気に立ち上がり、軽やかさの中に芯のある酸味を感じました。まさに「明るい酸味系コーヒーの王道」という印象です。

実際に豆を挽いてみると、より匂いが鮮明に感じられ入れる前から

楽しめるいっぱいでした。

実際の挽いた後の写真を下に載せてます!

味わい ― 酸味のキレと透明感

口に含んだ瞬間に広がるのは、キリッとした酸味
レモンというよりは、オレンジやグレープフルーツに近い柔らかな酸味で、あとからカカオのようなビター感が追いかけてきます。
ボディは若干重めですがで、後味はスッと引くタイプ
一方で、酸味の余韻がほどよく残るので、頭がすっきり目覚めるような印象があります。

まさに「朝コーヒー」として理想的なタイプでした。

飲み方の違い ― そのまま vs ミルク入り

実際に飲んでみる際には、そのままドリップコーヒーと、カフェオレとして飲んでみました。

ブラックコーヒー

このコーヒーは、まずブラックで飲むと酸味と爽やかさが際立ちます。
柑橘系の明るいトーンが心地よく、1日のスタートにぴったりだと感じました。

カフェラテ

一方で、ミルクを加えると酸味がやや落ち着き、代わりにキャラメルのような甘さが前に出てきます。
いわゆる「ボディが強いコーヒー」ではないものの、カフェオレにしても軽やかで飲みやすく、“朝食と一緒に飲む優しい一杯”という印象に変化します。


ブラック派・ミルク派、どちらにもおすすめできるバランスの良さがありました。

飲むシーン ― 朝の静かな時間に

個人的には、朝の静かな時間にゆっくり飲むのが一番合うと思いました。
外が明るくなり始める頃、部屋にほんのり差し込む光の中でこのコーヒーを飲むと、シトラスの酸味が空気に馴染んで気分がすっきり整うような感覚があります。
仕事前や読書前など、頭をリセットしたいタイミングにもぴったりです。
昼以降よりは、朝〜午前中の時間帯にその魅力が最も発揮されるコーヒーだと思います。

総合評価

総合:3.9 / 5

香り:★★★★(4.0)
甘めの香りが心を落ち着けてくれる。

酸味:★★★★(4.0)
やや強めの酸味が全体を引き締める。朝にはもってこい

苦味:★★★+(3.5)
軽いビター感が味のバランスを整える。

コク:★★★(3.0)
すっきりとした軽やかさで飲みやすい。

余韻:★★★★+(4.3)
透明感のある後味が長く続く。

まとめ ― 酸味で目覚める“バリの朝”

キンタマーニコーヒーは、「酸味=苦手」という人の印象を変えてくれる一杯かもしれません。
酸味が主役でありながら、チョコレートやキャラメルの要素がその下支えをしていて、バランスの取れた完成度の高い味に仕上がっています。
ブラックなら目を覚ますような爽快感、ミルクを入れればまろやかな朝のカフェオレ。
その日の気分に合わせて表情を変える、まさに“バリの朝”を思わせるコーヒーでした。

観光地としても有名なバリ島ですので、現地に行かれる際は試していただきたいです。

また、国内でも手に入れることができるので、現地の自然豊かな高原で栽培されているバリキンタマーニを想像しながら、一日のはじめを彩ってみるのはいかがでしょうか。

以上、バリ・キンタマーニの試飲体験記でした。