世界有数のコーヒー生産国であるインドネシア。
この国では、島ごとに異なる自然と文化が息づいており、同じ「インドネシアコーヒー」といってもその味わいは実に多彩です。スマトラ、スラウェシ、ジャワ、フローレス、パプア……。
それぞれの土地に、独自の気候・標高・土壌・精製方法があり、そこから生まれるコーヒーにはまるで“個性ある人”のような表情があります。
私自身、これまでインドネシア各地のコーヒー豆を一つひとつ飲み比べてきました。それぞれの豆が持つ香りや味わいを体験するたびに、コーヒー豆の旅行をしているそんな風に感じました。

この総集編では、そうした体験を通して感じた「インドネシアコーヒー豆の全体像と、産地ごとの特徴・魅力のちがい」をまとめてご紹介します。
「どの豆がどんな人に合うのか」「どう飲むと美味しさが際立つのか」「現地ではどんなふうに楽しまれているのか」など、
一つひとつの魅力を旅するようにお伝えできればなと考えております。
本記事の総合点よりか、私の感想やそれぞれの特徴をしっかりと呼んでいただき、実際の購入されるひとつの情報源になればと考えてます。みなさんが、お気に入りの一杯に出会う、その助けになれれば私としては幸せです!!
それでは、インドネシアのコーヒー旅行へLET’S GO!!!
フローレス
フローレスコーヒーはすっきり軽やかで、チョコの甘みと爽やかな酸味が心地よい一杯。ブラックでもミルクでも飲みやすく、普段使いにちょうどいいバランスの良さが魅力でした。
総合:3.9 / 5
- 香り:★★★★(4.0)
- 酸味:★★★+(3.5)
- 苦味:★★★+(3.5)
- コク:★★★(3.0)
- 余韻:★★★★+(4.3)
バリキンタマーニ
キンタマーニコーヒーは、柑橘系の爽やかな酸味が心地よく、軽やかなビター感が後を引く一杯。ブラックは透明感が際立ち、ミルク入りではキャラメルのような甘さに変化。朝にも休憩時間にも合う、バランスの良いコーヒーでした。
総合:3.9 / 5
- 香り:★★★★(4.0)
- 酸味:★★★★(4.0)
- 苦味:★★★+(3.5)
- コク:★★★(3.0)
- 余韻:★★★★+(4.3)
トラジャ
トラジャ・ママサコーヒーは、まず苦味がしっかり効いていて“飲んでるぞ”という満足感が強い一杯。ほど良い酸味とスパイス感が後追いで現れ、味に深みと余韻が生まれていました。
総合:4.0 / 5
- 香り:★★★★(4.0)
- 酸味:★★(2.0)
- 苦味:★★★★★(4.8)
- コク:★★★★+(4.3)
- 余韻:★★★(3.7)
マンデリン
香りは控えめながら穏やかで、「お茶のように」すっと飲める軽やかさ。酸味とほのかな甘みがふわりと抜け、苦味・コクも力まずバランス。日常の一杯として肩ひじ張らず楽しめる一品でした。
総合:3.8 / 5
- 香り:★★★★(4.0)
- 酸味:★★★★(4.0)
- 苦味:★★★(3.0)
- コク:★★★(3.0)
- 余韻:★★★★(4.2)
ガヨ
軽やかで、ほんのり柑橘系の酸味が心地よく広がる一杯。ブラックでもミルク入りでも飲みやすく、毎朝のスタートにぴったりな“デイリー向け”コーヒーでした。
総合:3.9 / 5
- 香り:★★★★(4.0)
- 酸味:★★★★(4.2)
- 苦味:★★★+(3.5)
- コク:★★★(3.0)
- 余韻:★★★★+(4.3)
ジャワ
すっきりとした酸味が心地よく、軽めの苦味とコクで最後まで飲みやすい一杯。ブラックは爽やかに、ミルクを入れるとまろやかに変化し、気分に合わせて幅広く楽しめるコーヒーでした。
総合:4.0 / 5
- 香り:★★★★(4.0)
- 酸味:★★★★(3.9)
- 苦味:★★★+(3.5)
- コク:★★★+(3.5)
- 余韻:★★★★(4.0)
ブルーマウンテン
すっきりとした明るい酸味に加えて、ほどよい甘みと滑らかな口当たりが印象的。ブラックで香り立ちが楽しめ、ミルクや砂糖を少し加えるとさらに「おいしい余韻」が長く残りました。
総合:3.9 / 5
- 香り:★★★★(4.0)
- 酸味:★★★★(4.0)
- 苦味:★★★+(3.5)
- コク:★★★(3.0)
- 余韻:★★★★+(4.3)
最後に
皆さん、お気に入りの一杯をみつけることができたでしょうか?
このブログは現地インドネシアから常に更新され続けるのでまた、遊びに来ていただけると大変ありがたいです!!






