インドネシア×コーヒー

ジャワ島コーヒーとは?歴史ある産地と味の特徴をわかりやすく解説

ジャワ島コーヒーとは

ジャワ島コーヒーとは、インドネシアのジャワ島で生産されるコーヒーの総称です。
インドネシアのコーヒー産地といえばスマトラ島やスラウェシ島が有名ですが、実はジャワ島は世界のコーヒー史において非常に重要な場所でもあります。

というのも、ジャワ島は世界で初めて大規模な商業コーヒー栽培が行われた地域の一つだからです。
18世紀にはヨーロッパへ大量のコーヒーが輸出され、「ジャワ(Java)」という名前自体がコーヒーを意味する言葉として使われるほど広まりました。

現在ではインドネシア国内でも人口が最も多い島であり、国内消費や流通の中心地としても重要な役割を担っています。

ジャワ島はインドネシアの最重要な島インドネシア全体人口の6割が住んでいる。初めてコーヒーの苗が持ってこられたのもこのジャワ島で、インドネシアにコーヒーが広まった中心地である。


ジャワ島について

位置

ジャワ島は、インドネシアの主要な島の一つで、スマトラ島とバリ島の間に位置しています。インドネシアの政治・経済の中心であるジャカルタも、このジャワ島にあります。

東西に長い島で、人口は約1億5000万人以上とも言われ、世界でも屈指の人口密度を持つ地域です。そのため、インドネシア国内の物流や経済活動の中心地として発展してきました。

コーヒーにおいても、栽培だけでなく流通や輸出の拠点として重要な役割を持っています。

ジャワ島はインドネシア経済や政治の中心であり、そしてコーヒー流通の中心でもある。


自然環境

ジャワ島は火山が非常に多い島として知られています。
インドネシアは世界有数の火山国ですが、その中でもジャワ島には多くの活火山が存在します。

火山活動によって形成された土壌はミネラルを豊富に含む火山性土壌で、コーヒー栽培に適しています。

さらに、

  • 高地が多い地形
  • 熱帯気候
  • 豊富な降雨量

といった条件がそろっているため、コーヒーの栽培環境としても非常に恵まれた地域です。

この自然環境が、ジャワコーヒー特有のバランスの良い味わいを生み出しています。

火山土壌と高地気候が良質なジャワコーヒーを生んでいる


ジャワ島コーヒーについて

代表銘柄

ジャワ島ではさまざまなコーヒーが生産されていますが、代表的な銘柄としては次のようなものがあります。

銘柄1:ジャワ・プレアンガー(Java Preanger)


インドネシア・ジャワ島西部のプレアンガー高地で生産されるアラビカコーヒーです。オランダ植民地時代から続く歴史ある産地として知られ、ジャワコーヒーの代表的な銘柄の一つです。まろやかなコクと上品な香りが特徴で、酸味と苦味のバランスが良く、落ち着いた味わいが楽しめます。個人的には苦みや酸味も含めて「ちょうどいい」が体現したコーヒーだと感じました。

銘柄2:ジャワ・イジェン(Java Ijen)


ジャワ島東部のイジェン高原で栽培されるコーヒーです。火山性の土壌と高地の気候によって育てられ、クリーンでバランスの良い味わいが特徴です。ややフルーティーな酸味とやさしい甘みがあり、比較的飲みやすいジャワコーヒーとして知られています。

銘柄3:ジャワ・エステートコーヒー(Java Estate Coffee)


ジャワ島の国営農園(エステート)で生産されるコーヒーの総称です。インドネシアでは珍しく、大規模農園で管理された栽培が行われており、品質が安定しているのが特徴です。すっきりとした味わいと穏やかなコクを持ち、伝統的なジャワコーヒーとして世界中で親しまれています。


主な生産地

ジャワ島のコーヒーは、主に高地エリアで生産されています。

代表的な地域としては次のような場所があります。

  • 西ジャワ州
  • 中部ジャワ州
  • 東ジャワ州

西ジャワ州

・中部ジャワ州

・東ジャワ州

特に東ジャワのイジェン高原周辺は、コーヒー栽培が盛んな地域として知られています。

・イジェン高原


ジャワコーヒーの味の特徴

ジャワコーヒーの味わいは、スマトラのマンデリンなどと比べると比較的バランス型と言われることが多いです。

一般的な特徴としては

  • 穏やかな酸味
  • すっきりした後味
  • バランスの良いコク
  • 飲みやすい風味

などが挙げられます。

インドネシアコーヒーというと、スマトラのマンデリンのような重厚で土っぽい風味をイメージする方も多いですが、ジャワコーヒーはそれよりもクリーンで飲みやすい味わいのものが多いのが特徴です。


ジャワコーヒーの歴史

ジャワ島は、世界のコーヒー史の中でも非常に重要な場所です。簡単にジャワ島におけるコーヒーの歴史を確認しましょう。

ジャワ島とコーヒー豆の歴史

1696年
オランダ東インド会社(VOC)が、インドのマラバール地方からコーヒー苗木をジャワ島(バタヴィア)へ持ち込む。しかし洪水により栽培は失敗。

1699年
再びコーヒー苗木が導入され、ジャワ島での栽培が成功。

1711年
ジャワ島からヨーロッパへのコーヒー輸出が開始。ジャワは世界初期の商業コーヒー産地の一つとなる。

これによりジャワ島は、ヨーロッパ市場へコーヒーを供給する世界初期の商業コーヒー産地として発展していきました。他の島にはない、商業的な大型農園等も多いのです。また、コーヒー豆を世界に輸出する際の拠点としても今でも重要な立ち位置なのです。

この歴史から、「Java」という言葉は英語圏ではコーヒーそのものを意味する言葉として使われることもあるほど広まりました。


まとめ

ジャワ島コーヒーは、インドネシアコーヒーの中でも歴史的に非常に重要な存在です。

  • 世界初期の商業コーヒー産地
  • 火山性土壌による優れた栽培環境
  • インドネシア最大の人口と流通拠点

といった特徴を持っています。また、ジャワ島にはインドネシアの首都ジャカルタもあり、日本からも直行便が出ています。コーヒーを探す旅にでかけるにはぴったしの島かもしれません。また、ジャカルタにはコーヒー以外の文化もたくさんあります。是非海外旅行にジャワ島にいってみてはいかがでしょうか。